ロードバイクのライド中に熊と遭遇したら
ライドしていていろいろと怖い思いをしたり、怖いからビビリながらライドしている方は沢山いると思います。
私が怖いのは、ずばり、熊とダンプカーです。
メチャクチャ怖いです。
今回は熊について記事にしてみました。
熊に遭遇したら?
熊に遭遇したことは(今のところ)ありません。
岐阜という田舎で山を好んで走ってますから、いつ出てきてもおかしくないです。
私はビビリな性格ですので、熊が本当に怖いです。
ヒルクライムは山を上ります。都会では山を上らないヒルクライムが存在するのかもしれませんが、岐阜ではもっぱら山です。
上り甲斐のあるヒルクライムコースほど山深く、熊がいつ出てきてもおかしくないです。
ヒルクライムしている最中、前から「クマー」とこられたらどうしよう?
びっくりして絶対にこけるやろなー。そしてこけてもがいてる私のお尻にガブリとくるんちゃうか?いや、太股か?
それともその鋭利な爪で、シャーと顔面を切り刻んでくるのか?『北斗の拳』でいうレイ(南斗水鳥拳)のように。
遭遇した際、どのように対処するかヒルクライムしながらシミュレートしてます。
【正攻法】
前から熊が「クマー」とこられたら、すぐに左足ビンディングを外し、速攻でUターンして、これまで見せたことがないほど『攻め』のダウンヒルじゃー。
ビンディングを外さずにUターンしようとしたら、逆に遅いと思う。こけると思う。
ここは冷静にビンディングを外そう。
【賄賂方式】
熊は甘いもの大好きなので、いつも携帯している補給食『スポーツ羊羹』を取り出し、半分食べれるようにしてから、熊に投げつける。
きっと「クマー」って出てきた熊も「ウマー」となるはず。
その隙に逃げる。後ろから「おかわりー」と追い掛けられる妄想も膨らむ。
精一杯のダウンヒル、MAXでも50km/h出せない私。
熊が並走しながら
熊「ガオー(おかわりー)」
私「ちょっと待ってね。ツール缶にshotz(ジェル)があるから」
停車してツール缶からshotzを取り出す。
私「お口に合うか分かりませんが、どうぞ」
熊「!!! ガオガオー(激マズイやんけー)」
そして私は食べられる。
【仲良し作戦】
逃げようと必死にもがくも、それが空回り。
熊に追い詰められ、私はロードバイクごと倒れ込む。もうダメだ。
私の頭or胸orお尻に前足を乗せた熊。
熊「ガーオ?(オマエ食べてイイ?)」
私「ちょっと待ってね。コンビニまで一緒に来てくれたらお弁当買ってあげるよ。鮭弁でいいよね?」
熊「ガーオ(スイーツもつけてね)」
私と熊、仲良くコンビニまでトレイン。
こんな妄想しながらヒルクライムしてます。
これが、前から「クマー」のパターンで、
次は後ろから「クマー」のパターンを。
ヒルクライム中にゼエハアしていると後ろから殺気が。
振り返ると熊が「クマー」って追い掛けてくる。
全力でこぐ。
ペース配分とか考える余裕は無い。とにかく力の限り全力ペダル。
なおも追い掛けてくる熊。
逃げる私。
追い掛ける熊。
私は疲れ果てて減速してきた。熊はペースダウンしない。
熊が前足で後輪を叩いてくる。
やばい。爪でタイヤがパンクしたらアウトだ。
最後の力を振り絞ってペダルを回す。
少しだけ熊との距離が開いた。
もう少しで頂上だ。もう少しで下りに入る。下りになればいくらなんでも熊は追い付けないはず。
後ろから迫る熊。
頂上が見えてきた。
そして頂上の直前でついに熊が追い付いた。
ゴール。
ガッツポーズの熊。うなだれる私。
そしてそのままダウンヒルで逃げる私。
家に帰ってSTRAVAを見ると、KOMが更新されていた。
KOM:熊